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猫おば便り

生き物たちのこと、特に猫(猫おばだからね)についてのお便り書きます。

さよなら赤チン、かもしれない

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 春に去勢をした、多頭飼育崩壊の子。その後すっかり倉庫に居ついちゃった。名前は赤チン。男の子。とっても弱くて、他の猫がくるとビクビクキョロキョロ。一日に何度も現れて、そのたびにペロリと1皿食べていく。食いしん坊。去勢の時に捕獲器を大嫌いになり、その後、家猫にしようと捕獲器何度も仕掛けたけれど、頑として入らなかった。気長に慣らしていこうと決めて、ちょっとずつ触れるようになってきたとこ。でも調子に乗るとパンチしてくる。缶詰にもたついててもパンチしてくる。カリカリだけやると、「・・・まさかこれだけってことないよね?」とじーっと見つめてくる。

 色んな場所でひと休みしていたね。

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 この隙間でよく寝ていた。

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 てっぺんにいたこともあった。身体に似合わずか細い声で鳴いていた。

 

 日曜日からまったく来なくなってしまって、どうしたんだろうと思っていた。

会社の人も見てないって言うし、事故ならこの辺だからわかるだろうし、そのうち戻ってくるかなと思いつつも心配で、「赤チーン!あーちゃーん!」って騒いで探した。

 昼間、材料運びを手伝いながら赤チンの声が聞こえた気がして、「今猫の声しなかった?」って言ったら、「ケガするから集中して持て!」って怒られて。

 7時に仕事が終わって犬の散歩をしていたら、遠くから私を呼ぶ声。見たら年の離れたお友だち。山の中で猫たちと、野生の動物たちと、暮らしているYさん。お菓子をくれて立ち話。何気に、「うちにくるノラ猫が日曜日から来ないんだ。」って話たら、「日曜日ですか?もしかして・・・」って。聞いたら、夜遅くにうちからちょっと離れた道路の真ん中で猫を見つけたと。轢かれたらしくもう呼吸してなかったけど、このままではさらに轢かれてしまうと思い、役所まで運んで夜勤の方に引き渡したそう。とてもきれいでずっしり重かったって。色を聞いたら、夜中だったしすぐにタオルでくるんだからはっきりしてないけど、足が白くて身体は色が混じってたって。

 たぶん、赤チン。

 もちろん、お外の子と付き合う以上、交通事故は覚悟していたつもり。でもやっぱり涙がでちゃって。いい年してね。

 Yさんは「こんな時間にたまたま猫おばを見つけたから車を停めました。そして何気ない話をしていたら猫おばが赤チンのことを言いました。私は聞かれなかったら、まさか猫おばの猫は外に出ないと思っているからこの話はしないままでした。これは赤チンが『猫おば、私はこうゆうわけでもういないんですよ。』って伝えたかったんじゃないでしょうか。」と。見つけてくれたのがYさんだったことが救い。赤チン、きみは運がいいぞ。

 その後、家まで戻ってまた少し話をして、Yさんを見送るのに玄関に出たら、ほたる。こんなとこで初めて見た。赤チンだったのだろうか。

 もしかしたら、Yさんが見つけた子は赤チンじゃないかもしれない。ひょっこり帰ってくるかもしれない。そしたら、幽霊でもなんでも、缶詰たくさんあげよう。

 

 赤チン、最後の写真。土曜日の夕方。

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かわいくて仕方がない。

戻ってこーい!