猫おば便り

生き物たちのこと、特に猫(猫おばだからね)についてのお便り書きます。

迷子ですか?捨て子ですか?

 

 先月からトライアルに入っていたひじきと鯛三。去年の初夏、生後2か月で我が家に来て、ずっと一緒に暮らしていた子たち。性格がびっくりするくらい良くて、ひじ鯛を見て自分の意地悪さを反省したこともあったくらい。そんな2匹、新しい、本当の家族を見つけました。2匹一緒。一緒に生まれて、これからもずっと一緒。良かった。お見合いしたときは予想に反して固まっちゃって隠れちゃって心配したけど、すぐに慣れたみたい。

 一か月ぶりに会ったら、鯛ちゃん、

 「あれ?だれこのおばはん?なんか懐かしい獣臭がするけど」

 って感じで、3メートル離れたところでお鼻クンクン。ひじきちゃんなんて逃げちゃうし。

 おじょうちゃんが連れて来てくれて、ようやく抱っこできた。

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 「猫おばさんちに1年もいたのに忘れちゃって、おかしいね!」

っておじょうちゃん笑ってた。ほんと、忘れるの早っ!でもそれでいい。

 ひじたいの新しいご家族は、陽だまりみたいなの。おじょうちゃんがいい子なんだ、これまた。だから、安心。ひじたいにとっても、たっくさん甘えられるし、おいしいカリカリもらえるし、猫じゃらしで何時間も遊んでもらえるし、家にいるよりはるかにいい。「あ、猫おば、私たちにおかまいなく。どうぞ安心してお帰りくださいね。私たちはここがいいんです。」って顔してた。正式譲渡の契約におじゃまして、こういう猫たちの様子を見ると、ホッとします。私の役目はここまで。いい仕事したぜ。と自己満足。そしていつものように帰り道で運転しながら泣いてしまうという。これ、定番。いつも寂しいのは猫おばの方なんだよね。

 

 寂しい~なんて言ってたからかな、次の日、庭に小さな子がいるではないか。

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get。

 

なんだちみは?

「私はネコでございます。」

だよね。明らかに、だよね。

「私は空腹なんです。」

だよね。明らかに、だよね。

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 ご近所に聞いたけど、やっぱりきみ、この辺の子じゃあないね。

ほう、欠員補充ですね。ほう。

未来のことってわからないもんですね~

寂しいなんて言ってる場合じゃないわ。